消防用設備で必要となる2つの避難設備
消防設備は、火災が発生した際に現場の消火作業に必要となる設備の他にも、火災の発生した建物内に居住している人や利用している人、関係者に火災が起こっていることを感知して知らせる警報設備や火災発生時に建物内に止まっている人を避難させるための避難設備が必要です。
今回は、消防用設備で必要となる2つの避難設備についてご紹介します。
・避難器具
避難器具は、火災が発生した際にその建物内に止まっている人や火災に気がつかなかった人や取り残されている人、まだ逃げられていない人を避難させるためのもので、建物に設置することが消防法によって定められています。
すべり台や避難はしご、救助袋、緩降機、避難橋などの設備をいいます。
・誘導灯および誘導標識
火事が発生した際に、その建物内に止まっている人や火災に気がつかなかった人、取り残されている人、まだ逃げられていない人に対して、煙や停電などの視界の悪い中でも、避難はしごなどの避難器具がどこにあるのか、その設置場所を安全に確実に案内するために誘導させる設備をいいます。
(引用参考:総務省消防庁 防災・危機管理eカレッジより)
これらの維持管理は、建物のオーナーが行うことが義務付けられています。
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